消されたヘッドライン

消されたヘッドライン [DVD]
 面白い映画だったけれども、話が少々複雑で時間的な制約からか話の筋だけになっている印象で残念。もう少し一つ一つのエピソードに時間がさけるとなおいいのだが。4,5時間の長さがあればもっと効果的にストーリーで楽しめそうなのだけれど映画館で上演する以上、2時間程度の長さになるのはいたしかたない。
 いきなりでしたが、話がダイジェスト版のように超特急で進んでいくのが残念ですが、話自体は面白いです。ラッセルクロウもジャーナリストとしての硬派なキャラクターを演じようとしているし、エンディングでも新聞が印刷されていく映像で閉めている点はうまく終わらせているように思う。

Thinkpad X1 Carbon 簡単なレビュー

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Thinkpad X1 carbonがようやく手元に到着した。
ちょうど一週間前だが、ようやく環境もできて、仕事でつかえるようになった。

  • 解像度

14インチ、1600*900は自分とってはやや高すぎ。カスタムDPIでフォントを調整して、なんとかなりそう。

  • キーボード

案外いい。いままでのThinkpadとちがいNumlockがないから、キーボードの印刷がシンプルでいい。若干、ファンクションキーがビジーな印象。MacbookのようにF1、F2なんて表示は最低限なほうがいいけど、ビジネス用だからしかたない。
配列は自然。ページダウンとアップもまあOK。
少数派だと思うが、ブラウザキーが好きでを使っていたので、ちょくちょく間違う。

  • 大きさと軽さ

願っていたそのもの。素晴らしい!

  • AC アダプタ

まあいいんだけれども、・・・やっぱりでかい。

  • 目立つ度

あまり目立たない。(いいことだ)

かなりいい。ただiphone,ipadとアンドロイド端末くらいの差で、ぎくしゃくしたスクロールだったりする。
macbookproっぽく操作できるのは、気が楽。これがあるので、実はあんまりトラッックポイントを使っていない。
コントロールパネルのマウス・UltraNaviの設定で、タッチの感度を高くしたり、スクロールを逆にしたり、いくつか設定をしたほうがいい。

ビジネス用にはもったいない、いい音。

  • 拡張性

まったく問題ない。一点あるとすると、D-SUB。あると会議のときなんかはいいのだが、そこは我慢するところ。(ないほうがデザイン的には断然いい)

アメリカンサイコ

アメリカン・サイコ [DVD]
名刺に妙にこだわるシーン、容姿や住居、レストランで自分のステータスを確認していくシーン、都合の悪いことへの意識的な無関心さ、危険回避。
クリスチャン・ベールが完璧な容姿を披露するなかで、その周辺の女性や同僚、交友関係に魅力的な人物はキャスティングはされない。恋人や秘書の女性は非常に無防備で、女性らしい女性。
唯一、迫ってくるキャラはウィリアム・デフォー。追いつめられてもいいはずなのだが、素直にはそうならない。
ストリートと脚本が面白いし、冷蔵庫の中の頭部だとか、ナイフや斧、全裸でのチェーンソーなどなど、豊富な演出が詰まっている。暴力的な怖さとユーモア、社会的な危うさ。映画、という時間的な制約・ビジネスとしての制約がありながらも、巧みに作品化されている、という印象。

ロックオブエイジス

Rock of Ages
 ミュージカルだとは知らずに映画館へw
楽しめたが、ジャーニーとかデフレパードとか、ポイズン、ツイステッド・シスター、ホワイトスネイクボンジョビとかガンズアンドローゼスだったりする。この手の音楽で一番集客を望めそうなあたりを持ってきているのはわかる。ただこれを見せられると、もう少しLAメタルっぽいバンド、ラット、モトリークルーあたりをベースに、ヴァンヘイレンやZEP、オジー、アリスクーパー、エアロスミスAC/DCあたりをいれてつくってほしい、と普通に思う客層もいるだろう。楽しむため映画という観点では、スティールパンサーとかスパイナルタップとか、そのあたりともつながってくれてもいい気がする
 本作くらいの味付けが、あの時代を知らない人あるいはなんとなくしか知らない人にも、楽しんでもらえる範囲と判断されたんだろうな。トムクルーズが頑張ってくれているし、映画としての格はそれで保っている様子だ。トムクルーズがいるだけで、A級の映画として評価される。すごいな、トムクルーズ

バンデッドQ

バンデットQ 製作30周年記念 スペシャル・エディション [Blu-ray]
中学の自分に映画館で見た。
二本立てのうちのひとつで、目当てにしていた映画は別にあった。しかし、こちらも大変好きになりパンフレットを買って帰った。あのころは買って帰ったパンフレットは穴が開くほど読んだ。写真も隅々までみていたなぁ。
改めて見てみるとだいぶレトロに感じるところが多くなった。けど、それもいまや一つの味になっていて好印象だ。
好きなシーンは、部屋の壁を押していくと、そこがタイムホールになっている冒頭のシーン。そして、魔王につかまってしまってから、暗闇のおりから脱出するシーン。ひとつ隣の檻に飛び移るまでの、ぶらぶらとさまよっている感覚。隣の檻にうつれそうになるものの、白骨化した遺体の骨につかまってしまい失敗、といった演出。いまならもっとカメラの視点やカット割りも別なものになるんだろうけど、これはこれでいい。
いまの子供たちがみて面白いと思うかは別だが、40代の私の世代は楽しめると思う。

エクスペンダブルズ

エクスペンダブルズ [DVD]
スタローン、ジェイソン・サテイサムを中心としながら、ミッキーローク、ブルースウィルス、シュワルツェネッガー、ドルフラングレンと、役者が出てくるだけで楽しめる。
本編はシンプルな作りで荒唐無稽だけど、アクションシーン、格闘シーンのアクションと、カメラと編集はかなりいい。銃撃シーンは積極的にCGをつかって、ゲーム感覚で敵を倒していく。
続編が作られるだけあって、またスタローンが制作しているだけに、わかりやすく楽しめる面白い映画だと思う。

Defiance デファイアンス

 
ディファイアンス プレミアム・エディション [DVD]
 ナチス・ドイツに追われるユダヤ人、という設定の映画だが実話に基づいているらしい。ドイツ軍がやってくる、逃げるか戦うか、あきらめて死・迫害をうけいれるしかない、という環境。それにしても戦争とは、本当に受け入れがたい状況だ。
 主演のDaniel Craigはいい演技をしているが、見た目がきりりとしすぎていて、どちらかというと見た目重視のドイツ軍側のようにも見えてしまう。
 話自身は派手さはないけど面白かったが、本作は逃げる立場側だけの視点での演出である。ドイツ軍の特定の人物が悪者として描かれることはされていない。そうすることの良い点として逃げる側に完全に感情移入できる点があるが、少し間延びしてしまっている部分もあったように思え、あと一歩、完成度を追究する余地を残しているように感じた。